余暇政策論ノート 020522
000557U
屋比久 美樹
テーマ案:サポータービレッジの必要性
―宮城県利府町の問題を考える―
サポータービレッジとは、簡単に言えば野宿場所のことである。
宮城県はサポータービレッジ設置場所として、加瀬沼公園、大亀山公園を候補に検討をしてきたが、結局サポータービレッジは設置しないという決定をした。その理由の一つとして、宮城県で開催される試合の開始時刻が早いことが挙げられている。交通機関もまだ利用できる時間なので、試合終了後に仙台市まで行き、宿を探すこともできる。これを聞いて不安を抱いたのはスタジアムがある利府町の町民である。サポータービレッジが設置されないということは、宿をとっていないサポーター達が、町のいたるところで野宿をすることを意味する。言葉の通じない外国人が一晩中家の周りをうろうろしているのでは、落ち着いて眠れない。利府町民の中には、ワールドカップ開催中は親戚の家に泊まりに行くという人もいる。
<なぜサポーター達は野宿をするのか>
・チケット代や交通費に多額のお金がかかり、物価の高い日本でホテルに宿泊することが困難である。
・言葉が通じないため、チェックインの手続きなどが面倒である。
・利府町には、公園が多く、トイレ、水道があり、野宿は可能である。
・試合終了後、その熱気はすぐには冷めず、サポーター同士で時間を共有する。
この予想される状況に対し、利府町民、または利府町自治体はどう対処するのか、調べていく。
参考ページ
「グランディ21・宮城スタジアム問題を考える」 http://www.2002rifu.net/
「宮城県議会ホームページ」http://www.pref.miyagi.jp/kengikai/index.htm
「2002年FIFAワールドカップ宮城・仙台推進委員会」http://www.worldcup-miyagi.com/